令和5年度(2023年度)は、機械系同窓会が開催するイベントは、ほぼハイブリッド開催されました。
オンラインでの参加が可能になったことで、遠隔地の⽅や時間的制約で参加できなかった⽅にも参加いただくことができました。
しかし、機械系同窓会主催のイベントのみならず校友会開催のイベントへの参加者はコロナ以前と比べかなり減少してしまいました。今後は特に若手校友が関心を持てるイベント企画等の運営を心掛けていく所存です。
さて、機械系同窓会の前身である機械工学同窓会は1960年(昭和35年)に発足し今年2025年(令和8年)で66年目を迎えることとなりました。機械系同窓会会報の創刊号は機械系同窓会会誌として1961年(昭和36年)10月に発刊されました。機械工学同窓会の発足、会誌の創刊に尽力された皆様のご努力が伺われる誌面で埋め尽くされ、深い敬意を表すところです。
誌面には往時一部二年在籍の笠原又一氏(機械系同窓会のOB、現工学院大学 校友会 第6回代議員選挙 選挙管理委員長)の名があり、詩「都会」を寄稿されていました。永く同窓会活動に貢献されたことを物語るもので感謝の念に堪えません。
社会環境の変革を先見し変遷してきた機械系同窓会の対象となる学部、学科、専攻修士、専攻博士の変遷は学園HPの沿革によれば次の通りです。
『1949(昭和24年)工学院大学開学、工学部機械工学科、第1部(昼)、第2部(夜)、修業年限4年。1960(昭和35年)第1部機械工学科に生産機械工学コースを新設。1962(昭和37年)第1部生産機械工学コースを学科に昇格。1964(昭和39年)大学院工学研究科修士課程を開設、機械工学専攻、工学専攻科第1部を廃止。1966(昭和41年)大学院工学研究科修士課程を開設、機械工学専攻、工学専攻科第1部を廃止。1995(平成7年)第1部生産機械工学科を、機械システム工学科に学科名変更。1997(平成9年)第1部機械工学科に機械工学コース、国際工学コースを新設。2001(平成13年)第1部機械工学科国際工学コースを廃止し、国際基礎工学科を新設、第2部機械工学科を機械システムデザイン学科に名称変更。2006(平成18年)グローバルエンジニアリング学部を開設し、3学部体制となる、第1部国際基礎工学科を廃止。2015(平成27年)グローバルエンジニアリング学部機械創造工学科を改編し、先進工学部生命化学科、応用化学科、環境化学科、応用物理学科、機械理工学科を設置。2019(平成31年)機械理工学科に機械理工学専攻を新設。』
ChatGptを始めとする、各種AIサービスの活用が実用化段階に入り、各産業分野においてもそれらサービスの実装化が始まっています。社会構造、産業構造、海外諸国との関りが大きな変革を迎える中で、機械系同窓会会員の皆様の益々の活躍をお祈りし、私の挨拶と致します。