平成27年度機械系同窓会主催の「秋の集い2015」が10月10日(土)工学院大学新宿キャンパス中層棟8階ファカルティクラブにて開催されました。 今回は学生プロジェクトの発表が4つ(一つは代理説明)ありました。メインの講演は、先進工学部 機械理工学科 学科長の武沢 英樹教授にお願いしまして、講演終了後は話の弾む懇親会で締めくくりました。 並木 光雄 副会長(組織担当)及びスタッフが一方ならぬ準備作業をされまして今回も実りの多い「秋の集い2015」となりました。
植木幸裕 総務担当の司会のもとに13時から「秋の集い2015」開催されました。
今年は昨年度より少し参加者が増え40名の機械系同窓会の会員と電気同窓会、建築系同窓会及び高等学校同窓会から各1名それに学生プロジェクトの学生が参加しました。
司会 植木 幸裕 総務担当
最初に、田中英生機械系同窓会会長より、“最近集団的自衛権と言った政治的な問題や、TPPのような経済的課題また自動車の偽装の問題など世情が騒がしいが、本日はそれを脇において置いて、工学院大学の先進技術の話を聞きましょうと言う挨拶で始まりました。
田中英生 機械系同窓会会長
次いで学生プロジェクト活動報告が次の順番で発表されました。
・ 鳥人間 『Birdman Project Wendy』
・ フォーミュラカー『学生フォーミュラ(工学院大学レーシングチーム)』
・ KRP 『工学院大学ロボットプロジェクト』
・ ソーラーカー 『ソーラーカープロジェクト』
学生プロジェクトの各リーダーから成果報告があり、なかなか良い成績を挙げることできない苦労話などがありました。 報告を聴いた先輩からは優勝するためにはルールなどの情報を早めに入手すること、上級生やOBから技術の伝承をきちんと行って同じ失敗を繰り返さないようにとの注意と励ましと激励の言葉がありました。
なお、ソーラーカーはオーストラリアの世界大会に備えてプロジェクトの学生と濱根先生ともに現地に出張中で、
関谷 重彦 副会長(総務担当)が現地での準備状況などの説明を行いました。
学生プロジェクトの発表一例 KRP 工学院大学ロボットプロジェクトの発表者とロボット
次いで本日のメインテーマである、「最近の放電化工技術と精密微細加工の現状」の演題で、工学院大学先進工学部 機械理工学科 学科長 教授 博士(工学) 武沢 英樹 先生の講演をいただきました。
武沢 英樹[博士(工学)]教授
冒頭、新たに創設された先進工学部の目的及び5学科の位置づけ、教員体制、授業の内容などの他今後の日本のみならず世界の要請に対応できる学生を育て上げるという大きな目的が述べられました。
今後理学系を希望する高校生の工学院大学への応募が増えることが期待されます。
続いて本題の「放電加工〜」の講演となりました。
放電加工は従来からある切削加工やプレス加工と比べて相対運動を伴わない加工方法で、レーザー加工や電子ビーム加工などの特殊加工の範疇に入る。とくに電極をつくることが重要でこれによって精度が決まる。非接触加工で加工反力がないのでアルミホイールのような薄物でも加工でき、かつL/Dの大きな直径10μmの微細穴加工も可能である。さらに絶縁物であるセラミックや高分子材料まで表面の変質やデポジットを利用して加工することもできるという従来の常識を超えた展開のお話を頂きました。 そして最後に局所的な高温・高圧状態を利用して、各種の材料の表面改質も可能になるとの期待の持てる将来展望のお話も頂きました。
講演終了後、集合写真を撮り、武沢先生、学生及び機械系同窓会会員との友好を深める懇親会が開催されました。
「秋の集い2015」集合写真
懇親会の開始 まずは乾杯から
「秋の集い2015」懇親会風景 学生プロジェクトの発表者
懇親会 中締め
中締め後もOBと学生の交流が続きました。
▲トップへ |